2010年09月27日

『スイスのやる気』

チーム桜子 渡辺直子

国際競争力1位のスイスに住む渡辺でございます。


って、何を元にしての1位なのか

無知なもんでよう知りませんが、

生活してみて

ちょろりちょろりと気づくスイスのヤル気に

1位は妥当だな。


なーんて分かってないですが思います。



もしこれが、

゛国際競争力1位、イタリア!゛なんてことだったら、

「ヤラセじゃー」とばかりに

抗議のノロシ?をあげるところですが(笑)


スイスに住んでまだ日の浅い私でございますが、

スイスがユートピアなんかでないことぐらいは

分かります。


でもそういうのも住んでみて

薄っすら肌で感じたり、

話しに聞いたりするも、

やっぱりスイスのヤル気には

スゴイと思ってしまうこと

たびたびだったりするのです。


たとえばですが、

忘れた頃にポストに放り込まれてる無料雑誌がございます。


rivista.JPG


スイスイタリア語圏に住む家族向けに

配布されてるものだそうな。


全頁オールカラーで紙面は食やエクササイズ、

子供向けの工作に占いなどなど

広い層に読んでもらえるように工夫がされてます。


そして毎号イタリア語圏に住むスイス人を取り上げて、

表紙を飾らせ特集を組むんですが、

写真の号は軍人さんでしたっ!


「スッゴイよね、スイス!」と遊びに来た日本人友に

この雑誌を見せて言うも、

「なんでぇ?」と予想通りの返し。


「表紙が軍人さんのアップだよ。特集組んでんだよ。

これってイタ語圏の家に配るわけでしょ。

日本じゃ考えらんないでしょうよ」と言うと、

「あっ!」と驚いてました。


スイスは゛武装゛中立国なんですが、

なぜーか日本ではこの゛武装゛って部分は

省かれてる場合が多いんで、

スイスは中立を掲げ、ハイジの世界よろしく

穏やかに暮らしている国民だから

平和を保ててるのね♪とスイスに住む日本人でも

本気で思ってる人もいたりします

(今のところの私の聴き取り調査

(雑談中に話し振ってみるだけですが。。)によると、

こんなこと日本人のように

本気で思ってる外国人にはまだお目にかかっていません)


ではでは、この号で

軍人さんがどんな風に掲載されてるかをご紹介。


zasshi1.JPG


zasshi2.JPG


zasshi3.JPG


ご自宅のバルコニーから。

下世話ですが、よいとこ住んでらっしゃいますなー


zasshi4.JPG


ワタクシ思ったんでございますよ。

同じようなことを日本でやったら、非難ゴーゴー、

お隣さんたちからも

「それ、内政干渉。ホットケヨ」ってな

ツッコミ入りまくりですよね。。


こんなことが普通に、そして気負いなくなんでもない

当たり前のこととして

国を守ってくれてる軍人さんが紹介されていて、

無料配布で配られちゃう。


う〜ん、スイスは凄い。

と思うけど、これって当たり前のことなんじゃ?


逆にこういう当たり前のことがしにく〜い雰囲気の

日本ってのがオカシイんじゃないのかしらん。。


スイスに住んで思うのは、「平和だ〜」ってことと、

「平和って何もしないで

得られるものじゃないのね〜」ってことでしょうか。


またまた当たり前だけど、平和をつくり守るのには

軍人さんという職業の人たちが

大切な役割を担っているということ。


このことをスイスはちゃんと国民に分かるように

紹介、理解させる努力をしているし、

もちろん兵役もある(女子は任意)


「スイスが強いのはさー、

兵役もまとめて数ヶ月やって終わりじゃないじゃん。

1年に決められた日数の訓練を

30代半ばまでやらせるでしょ。

こういう国は強いって」とは、スイス在住日本人。


その上、上記で紹介したように

一般市民にも軍の大切さが分かる広報もしているわけで。


町を歩いていたら、銀行のショーウィンドウに

戦時中に兵士さんが担いでいたリュックが飾られていました。


zaino militare.JPG


隣にいたダンナさんに聞いてみました。

「ねぇねぇ、こういうの飾っちゃうって、

戦争を応援してるオッソロシー思想の会社だと思う?」に、

「はっ?何言ってんの?ばかじゃないの?」

と゛キミ、本当におバカさんだね゛ってな感じで

言われてしまいましたよ。。とほほ

尖閣、大変なことになってますね。。

抑止力ってのをご存知ない人が首相になれちゃう国、

ちょっと昨日予習をしたら、

(防衛)大臣は自衛官じゃないんですよ
」と

軽率に発言できちゃう人が首相。。

そりゃ外国から見たら良いカモですよ。。



抑止力とはなんぞや。というのを

骨の髄まで分かって努力し、

国民にも伝える努力をする国に住みながら見る祖国は

なんともはやでございます。


゛軍事は最高の福祉゛なーんてことを

たまに耳にしますが、これ本当だと思います。


でもこんなこと書くと、

「戦争したいのかーーっ?!」

といきり立たれちゃったりする方もいるのかしらん。


《日本は東洋(太平洋)のスイスたれ》byマッカーサー


日本ならなれると思うんでございますよ。

日本人みなが軍事の大切さを理解したらなれる。

でもね、どうやら世界情勢は風雲急を告げている模様。

日本人みなが大切さに気づくに要する時間と

日本という国が取り返しのつかない状態にまで

なってしまうまでの時間。。


日本は間に合うのか?


おそらく、多くの海外邦人や、世界の多くの国々が

日本という国の行方を注視してるんじゃないのかしらん。。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

《日本は東洋(太平洋)のスイスたれ》

というのをググッてみました。

1950年4月21日の朝日の朝刊の天声人語

掲載されてたものをご紹介


【「太平洋のスイス」とは

まことに素晴らしい言葉である。


戦争放棄を憲法に明記した日本の将来あるべき姿を、

これほど美しく声高に、

かつ厳しく的確に規程した言葉は他にない


▼マッカーサー元帥が初めて

この表現を用いたのは昨春のこと。

英国新聞の首脳が来日したそのとき

その質問に答えて

「戦争が起こった場合も米国は

日本が戦うことを欲しない。

日本の役割は太平洋のスイスとなることだ」

と明言したのだ


▼その後、日本の防波堤論や軍事基地論が

にぎやかになって、「太平洋のスイス」も

シンキロウのように消え去ったのではないかと

心配になったが、こんどはまた

マッキヴォイ氏との会見で

マ元帥は「日本は極東のスイスとなり、

将来いかなる戦争があっても

中立を保たねばならなぬ」と再確言した


▼最近わが国の評論家の一部では、

中立などは白昼夢であり

ナンセンスであるとの議論が

だいぶ幅をきかせている


▼その論旨を拝見すると、

スイスは相当の軍備をもつて

初めて中立を維持している、

非武装の日本が永世中立を望むがごときは

前世紀的な迷夢である
というにあるようだ


▼もしも原子力戦争が将来起こるものと仮定して、

幸か不幸か生き残ったものがあつて

第二次世界大戦を振りいかえって見るならば、

恐らくそれは

一個の古典的戦争に過ぎないものであろう。


▼このような戦争形態の高度の段階において、

軍備がなければ中立を唱えられぬとすることこそ、

むしろ前世紀的中立論
なのである


▼マ元帥の言をカサにきていうわけではない。

その言葉には最も正しい世界観の哲理を含んでいる。

また率直にいつて

日本占領の最高責任者の言なればこその重みもある


▼が最も大切なことは

われわれ日本人自身がこの平和と中立の態度を

ぴつたり身につけておくこと
である。

これは他人事ではない】


多分、現在の朝日の記者さんが同じテーマで書いても

同じような天声人語になっちゃうんでしょうね。


もし日本が強大な軍事力を背景に、

スイスのように

「そっちがヤル気なら、

徹底的にやらせてもらいまっせ」って姿勢を持てても

尖閣のような問題は起こると考えてるのかしらん。。


朝日さんが言う平和と中立の態度ってのは、

非武装、謝罪、他国の言いなりあたりなのかなー。

と考えてもみたり。

朝日さん考えるところの平和への試み?って

どうも同意できないんですけどね。。


《われわれを取り囲む国々が武装し続ける限り、

われわれは国家の防衛を怠ることはできない》


《われわれは、にせ平和主義者たちが、

武装するのをやめないでいることを確認している。

われわれの信念は誠実なものである。

われわれは、だれ一人殺そうとするつもりはないが、

ただ正当防衛を確保しなければならぬ》

-スイス政府『民間防衛』より

 
 
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posted by チーム桜子 at 05:33| Comment(3) | TrackBack(5) | 渡辺 直子 
この記事へのコメント
渡辺さん、お誕生日おめでとうございます。
そのことに関するブログも書いたのでご覧ください
Posted by 愛国 at 2010年09月27日 06:21
こんにちは。
いつも勉強になるエントリーを、ありがとうございます。
スイスでは、30歳半ばまで兵役があるとは、本当に驚きました!
この、スイス政府発行の「民間防衛」は、私もときどき、本棚から出して読んでいる本です。
自分の身を守るのは、実はとても難しい・・
日本は、これまで、本当にラッキーだったのですね。
これからの動乱の時代に、どうやって自分の国と家族と自分の身を守るのか、日本政府も、このような冊子で、国民みんなで、いっしょに考えていくことができるようにして欲しいな、と思います。
(※現政権そのものが、むしろ日本の安全保障にとって脅威となっている今は、とうてい無理な話ですが・・・)
Posted by しおん at 2010年09月27日 15:12
愛国さんっ!

誕生日、覚えてくださってというか気付いてくださってありがとうございます!記事まで書いてくださったとは!うれしいです。でもちょっとキハズカシかったりもして。もうエエ年なもんで。。

しおんさん、そうなんですよ。スイスは30代半ばまで兵役があります。なもんで、主人の職場でも「来週から兵役なんで後頼むわー」なんてこともたびたびあるそうです。

本当に普通に「軍って大切なのね」ってことが分かる仕組み?というか社会になってます。

う、うらやましい。。

そして今の政権のやってることがうらめしい。。

日本ってこれまでどれだけラッキーだったのかというのが海外に出て身にしみて理解できるようになりました。そしてどんなに素晴らしい国なのかということも。

>これからの動乱の時代に、どうやって自分の国と家族と自分の身を守るのか、日本政府も、このような冊子で、国民みんなで、いっしょに考えていくことができるようにして欲しいな、と思います

私もそう思います。日本はスイスから学べるものがたくさんあるように思います。

スイスのやる気を目にするたびに、自身の身を守ることの難しさを感じます。この難しさ、政府主導で国民に啓蒙して欲しいものですが・・。おっしゃる通り、現政権そのものが日本の安全保障にとって脅威ですからね。。とほほ
Posted by 渡辺 at 2010年09月29日 01:49
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