2009年11月01日

『ビジネス成功のヒントは剣道にあり』



チーム桜子 渡辺直子です

写真を整理していたら、

取り壊される前の野間道場の写真が出てきました。

noma dojo.JPG



講談社を創業し、剣道社長とも呼ばれた野間清二が

建てたのが野間道場です(映画『武士の一分』で

キムタクが剣術の練習をした道場と言ったら

ピンとくるかしらん)。

剣道家たちの聖地とも呼ばれていたこの道場を、

一度は剣道をするダンナさんに稽古させたいと

連れて行ったときの写真です。


「最高の道場だ!」と練習後に感動しきりのダンナさんは、

最後まで道場を見つめていました。


実はこの道場、取り壊されました。


剣士たちの汗と歴史が染み込んだ道場の解体を

取りやめてもらおうと多くの剣士、

そして建築家たちが

講談社側と交渉したと聞いています。



野間清二は講談社の創業者としてもですが、

非常に優れた思想家でもあったようです。


「成功への近道とは道徳的な道に他ならない」とした

野間清二は精神を磨き、人格を高めることに

最も適しているのが剣道であるとし、

全社員に剣道を奨励しました。

その後の講談社の発展ぶりはご存知の通りです

(が、今は剣道をされる社員さんは

減ってきているのだとか)


人の為、店の為、社の為にという犠牲の精神、

それでなくては「大」を為すことは出来ぬ。

先ず興(あた)えよ。然(しか)らば興えらるるであろう。

「正直」とか「誠」とかいうものがそれである。

一見甚だ拙策のようだが

実はこれぐらい近道、安全道はない



奇しくも彼が掲げたスローガンは、安倍元首相と重なる



゛明るく美しい日本へ!゛
でした。



不況や様々な問題を抱える日本や世界を

良い方向に導いて行くヒントが

彼の考え方の中にあるような気がします。



最近、ぼちぼちとイタリアの道場でも

子どもさんを見かけるようになってきました。


剣道をされてる親御さんに子どもができ、

始めさせるということもあるようですが、

剣道で礼儀を教えて欲しいと子どもさんを連れてくる人、

日本の侍の物語や精神性に惹かれて始めた。

という兄弟剣士にも会ったことがあります。


剣道に打ち込む彼らは一様に

日本で剣道をしてみたいと言います。


もちろん、日本の剣士たちと練習できることもですが、

できることなら野間清二の精神や

多くの剣道家たちの物語、

そして日本の精神が宿る野間道場で練習して、

言葉では言い表せない大事な何かを

自国へ持ち帰ってくれたら。。

そう思うと取り壊されたことは残念でなりません。


練習を終え、野間道場を後にするとき、

近いうちに取り壊されると聞いたダンナさんは、

「日本人は、バカだ。モノの価値が分からないのか?」と

少し怒ってつぶやきました。


聖地と呼ばれた野間道場には

有名剣士たちの物語や不思議な話しも詰っています。


実際に取り壊しに至るまでに、

何度も取り壊しを妨害するような

不思議な出来事があったそうです。

アメリカでフェンシングの全米代表監督にもなった

タイガー森こと森寅雄
もここで練習をしたそうです。


興味が湧いた方は、野間道場の歴史や取り壊しにいたる過程を

剣士の方が綴ったブログ
があります。


興味のある方は、ちょっと調べてみてください。

なんだか゛スゴイ゛日本の話しが眠っています。


ちなみに現在は、取り壊された道場の建材は

有志の手で保存され、再建される日を待っているとのことです。



そういえば日本に外国人観光客を。

なんて話しがありましたね。



外国人たちの多くが見たいのは、

欧米化された日本ではなく、

日本人が忘れつつある日本の伝統や文化、

日本独自のものであるということなんですけどね。。



最後に、伝説の剣士・森寅雄先生の剣道を。

昔の剣道は、足払いもOKだったんですね。

実戦的だったんだなぁ。



posted by チーム桜子 at 04:31| Comment(3) | TrackBack(0) | 渡辺 直子 
この記事へのコメント
一昔前の経営者さんの書かれた本は、道徳心の涵養にも繋がるものばかりですね。
1970年代の日本の財界と気脈を通じていたアメリカ人が、「こんなに国家・国民の事を考えている財界なんて世界中に他に存在しないだろう」なんて書いています。
思想的に日本の伝統と断絶した世代が経営者になるにつれ、変わってきたという人も多いようです。
やはり教育でしょうか。
当家は2歳の子がもう少し大きくなったら修身書を早起きして朗読したいと思っています。
Posted by 穂日 at 2009年11月05日 20:47
ある空手家が、ヨーロッパ(ロシアだったかな?)の大会に招かれて日本人高弟を選手として出場させたそうです。
高弟に言い含めた事は、「どうせ日本人は小さくてオトナシイと思ってバカにしてるだろうから、舐められないように激しくやってやれ。止め!がかかっても止めずにぶちのめせ!」だったそうです。
しばらくしてヨーロッパの師範方が怒りながらやってきて、「こちらには相手を尊重する礼儀や先輩・後輩関係とかが存在しないから精神教育として空手をやっているのに、何てバカを連れてきたんだ!」と抗議されたそうです。
そこでその師範は目から鱗が落ちたそうです。
最近は武道といっても大会に行くと相手に対する野次とか凄いですからね。
まだ剣道は日本武道の最後の砦かなぁなんて思います。ガッツポーズなんて考えられないと一様に言いますしね。
柳生新陰流が世の流れからの技術の失伝を怖れて秘伝等を公開しています。興味がおありでしたら調べてみても面白いかと思います。
http://www.youtube.com/watch?v=wvF-WOXGgCw
Posted by 穂日 at 2009年11月05日 20:59
穂日さん、こんにちは

やはり教育なのかな。と思います。空手家のお話しもさもありなんです。

しかしぶちのめせやガッツポーズなんて考えられないですね。

武道の技術も大切ですが、これだけヨーロピアンたちに日本の武道が愛されているのは、精神的な面も大きいのですが。。ヨーロッパにいらっしゃる武道の先生にお目にかかることもありますが、技術はもとより人格や品格も持ち合わせていらっしゃる方はほんの一握りだな。と感じます。

やっぱり子どものときから武道とともに精神面もしっかり教えないとダメなんですね。。私も子どもができたら、子どもに修身書を読み聞かせたいと思います。

柳生新陰流、観ました。失伝を怖れての公開なんですかっ。ネットで見れるのは嬉しいですが、
なんというか、なんだかサミシーくなってしまいました。こういうのは脈々と受け継いでゆかれるものだとばかり思っていたので。時代、なんですかね。。
Posted by 渡辺 at 2009年11月08日 06:54
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