2009年09月16日

『さらさと日本画〜二つ目の魅力 その2〜』

チーム桜子・小島さらさです。

こんにちは!

『日本画の魅力・・その1』からの
続き記事を書くのが遅くなってしまいすみませんでした。
私用で家を離れていたため結構な日が経ってしまいましたことを
お詫びします。

さて、その1で日本画はキャンバスが無いと書きましたが、
それが何故だかわかりますか?

それは、日本人には‘家’が存在しなかった為です。

これは日本人が山の中で生活していたとか、
そういう意味ではありません。

ちゃんと、‘家’はあります。

しかしその‘家’は
すぐに壊れてなくなってしまう可能性を
とても多く持っているということです。

日本は昔から島国で、四季がはっきりとしています。
そしてとても自然災害の多い国でした。

日本人なら誰しも聞いたことのある言葉に、
こんなものがあります。

「地震雷火事親父」

みなさん、聞いたことがありますよね?

これは昔から言い伝えられてきた怖いものリストです。
そのトップが地震。
地震は地面が突然揺れるのですから相当な脅威です。
そして雷は火事を引き起こします。
この怖いものに
親父が入っているのはちょっとした遊び心でしょう。

自分たちが恐れているものにも
ちょっとした遊び心を加えてしまう日本人、
さすがです(笑)

それでは、地震や火事が起きるとどうなるでしょう。
まず一番に‘家’が崩れ、燃えてしまいます。
そのため日本人は対策を考えました。
「どうせ崩れるなら崩れやすく、建て直しやすいようにしよう」
「どうせ燃えてしまうなら、燃えるものを最小限にしよう」

そうして生まれた建築方法が柱構造の‘家’です。

柱と梁で家を組み、ちょこんと屋根を乗せる。
壁はいりません。
周囲のみんなは気心知れた仲間なのですから。
代わりに屏風や障子、襖で仕切ればいい。
こういう考えに至ったわけです。

西洋は違います。
気候は安定し、地震はありません。
そして大陸つながりなため、
いつ敵国が攻め込んでくるのかわからない恐怖があります。
そのため頑丈な石、岩で家を建てます。
石を積み重ねて建てた‘家’は窓が開けられません。
そのため外とは完全に隔てられた‘家’になります。
そこで登場するのが額縁です。
額縁を窓に見立て、その中に“外”を見出すのです。

これが、日本と西洋の違いであり、大きな特徴です。
日本人のどんな自然をも受け止める大らかさを感じませんか?

私はそんな日本人が大好きです。
posted by チーム桜子 at 09:55| Comment(3) | TrackBack(0) | 小島さらさ 
この記事へのコメント
その土地の持つ気候や、風土といったものが、物の考え方にも大きな影響を与えるということでしょうね。

例えば西洋と日本の庭園造りの違いを見ると、西洋は自然に対立するような形で、幾何学的に植物を配置したりという傾向が見られますが、日本は枯山水などのように、自然をそのまま表現しようとする傾向があると思います。

額縁がないというのは、良い話ですね。

自然を対立するものと見る西洋と、自然の中に溶け込もうとする日本の違いが絵画の表現に表れているという気がします。
Posted by ほー at 2009年09月16日 22:29
そういや城内先生も神社と教会の違いで同じような事を言っておられました。
なるほどね〜。
Posted by 葉 at 2009年09月19日 14:38
http://goldentamatama.blog84.fc2.com/
27日に日本に大地震がおこる。
政治・人気ブログランキング11位
Posted by ka03 at 2009年09月20日 22:48
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