2016年07月22日

『マンガ聲の形』

チーム桜子・神保京子です。


先日読んだマンガがとっても面白かったので

ご紹介したいと思います。


題名は『聲の形』(こえのかたち)


正直、あまり読みたくなかったのですが、

マンガ大賞を取っていたということで、

レンタルしてみたところ、全7巻を一気読み!

いやぁ、素晴らしかったですね。


主人公の石田君は高校生。

小6の時に転校してきた聴覚障害の女の子を

いじめまくって、転校させてしまう。

それがきっかけとなり、今まで一緒に

いじめを行っていたクラスメートから逆にいじめられ、

その後、中学、高校では友達が一人もできず、

罪悪感にさいなまれ、苦しい青春を送る。


そんな中、石田君は聴覚障害の女の子に

一言、謝ろうと会いに行くわけですが・・・。

あまり中身に触れるといけないので、

あらすじはこの辺で。


この作品は以前から知っていたのですが、

障害者が出てくる物語というこので、

ちょっと避けていました。

なんでかと言うと、障害者の描き方のテンプレと言えば、

可哀想、心が綺麗、そんな中、とにかく頑張り、

皆で応援、最終的には仲良しこよし。

といったものばかりで、このマンガも

例にもれずかな〜、なんて思っていました。


でも読まず嫌いはダメですね〜。

マンガに出てくる障害者の女の子も可哀想で、

心が綺麗で、とにかく頑張ります。

だけど、耳が聞こえない彼女は、授業でも遊びでも、

逐一周囲の人に今何を言ったのか確認を取り、

最初、協力していた友達もだんだんと面倒になり、

面倒がウザさへ変わり、人間関係もぎくしゃくし、

攻撃の対象へと変わってしまいます。


障害者が出来ないものは出来ないという事実を

ちゃんと描いています。


この作品は、いじめた人、いじめられた人、

いじめた子の親、いじめられた子の親、

いじめに参加した人、いじめを見ていた人、

何にもしない先生、などなど、

出てくる人の全ての状況や心理描写が

よく練られていて、読みごたえがばっちりなのです。


読後、そういえば小学生の時に

黒人の子が転校してきて、日本語があまりできなくて、

最初みんなは仲良くしてたけど、

だんだん面倒になっていって、

その子はいじめられちゃってたなぁ・・・。

私、それ見てただけだったorz・・・。

などなど、子供の頃を思い出して、

色々考えてしまいました。


このマンガは読んでいる最中よりも読後

ボディブローのように効いてくる

不思議な作品かも知れません。


いやはや、それにしても日本にはまだまだ

たくさんの素晴らしいマンガがあるのだなぁ。

と感心しきりの作品でした。

 
 
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posted by チーム桜子 at 02:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 神保 京子 
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