永遠の都、ローマに行ってきました。
と言っても、
ローマは都合で立ち寄っただけで
観光目的はなかったのですが、
1年ほど前にいただいたコメントの約束を果たすべく
ヴァチカンへ。
『CH桜創設の顧問でいらっしゃった名越二荒之助先生が
編集された「昭和の戦争記念館」という本で
「ヴァチカン・サンピエトロ寺院には、
連合国の手で「戦犯」として裁かれた
ABC級すべての日本人将兵1068柱の霊が
ローマ法王によって祀られている」と、
その経緯も含めて紹介されています。
残念ながらこの本もあまり売れておらず、
このエピソードも殆ど知られておりませんが、
1068英霊の位牌を納めた五重塔が
サンピエトロ寺院に祀られているそうです。
もしバチカンに出掛ける機会がありましたら
この「英霊の五十塔」の写真を
ブログにUPして頂けないでしょうか?』
−コメント欄よりの引用
訪れた日は日曜でして、
ヴァチカンのインフォメーションはお休み。
近くにいたガードマンに詳細を話すも
「聞いたことないな」と
今度は近くにいたスイス兵を手招きして
「彼に話してみてよ」とのこと。
ラ、ラッキーーー!!
不謹慎ですみません。
でもですね、
世界に名だたるかのヴァチカンのスイス兵でございますよ。
ベストセラーにもなった『天使と悪魔』にも
出てきましたよね、あのスイス兵。
間近で見ますと、美丈夫というかなんというかっ。
しかも制服は
ミケランジェロのデザインとも言われるルネサンス時代のもの。
場所はヴァチカン、イターリア。
思わずルネサンスにタイムスリーップしちゃいました(笑)
このスイス兵ですが、
《衛兵応募の条件は、スイス人であること、
カトリック教徒であること、
年齢30才以下で身長173cm以上、
兵役義務(16週間の初期訓練)を終えていることで、
地元自治体と教会からの推薦状も必要》
−swissinfo.chよりとのこと。
どうしてイタリア国内にあるヴァチカンにスイス兵がいるのか。
などなど中々に興味深いスイス兵でありますが、
まずは話し戻って英霊の五重塔。
「パーパ(法王)が
日本人兵士の霊を祀っている塔があるはずなんだけど、
見れますか?」と話しを聞いてくれるために
近くに来たスイス兵に聞いてみるも、
アゴをさすりながらしばらく考え
「聞いたことないなぁ」という答えでした。
その後も、近くのみやげ物屋などで聞いてみるも皆知らず。
申し訳ありませんが、見れずじまい、
写真も撮れずで終わってしまいました。
ほかにもローマっ子の知人に聞いてもみましたが
やはり知らず。
しかし皆興味が湧いたようで、
スイス兵からもですが祀られてる行きさつを聞かれました。
私は残念ながら
コメントにある本を拝読していないために
答えられなかったのが悔しいところでございます。
多分、私が聞いたスイス兵やらが
あとで同僚さんとかに
「こんなこと聞かれたんだけど、知ってるか?」
なーんて話してると思うんですよね
(門番をしているスイス兵は新米だと聞きますから、
先輩兵士の中には知っている人もいるかと思います)。
英霊の五重塔のことを尋ねる人が増えれば
自然と人の知るところにもなると思いますんで、
良かったらヴァチカンへお寄りの際には、
みなさまも一言たずねてみてくださいまし。
そうそう、毎年5月6日には
スイス衛兵隊の宣誓式が行われるそうです。
一般人が見れるのかは分かりませんが、
気になる方はこの日を選んで
ヴァチカンに立ち寄ってみるのもよいかも。
自宅に戻りまして、旅行の際に持ち歩きは
不可と思われる重量があるロンリープラネットのイタリア版に
こんな記述を発見っ!
『教皇に謁見するには−毎週水曜は教皇に謁見できる日だ。
その謁見の席に参加するには、
教皇庁(法王庁)長官室 Prefettura della Casa Pontificia
(電話/06−69−88−46−31)に出向くか、
書面で申し込み、チケット(無料)をもらう。
長官室は、サン・ピエトロ大聖堂に向かって
右手の列柱の置くにある青銅のドア(9:00〜13:00)。
謁見する前日の火曜に申し込めるが、
謁見の日の朝でも、
強引に頼み込めばチケットをもらえるかもしれない。
書面で申し込む場合の宛先は、
住所/00120 Città del Vaticano
またはFAX/06−698−83−865。
希望日と必要なチケットの枚数を明記して申し込む。
ローマのホテルにチケットを郵送してもらうこともできる』
−ロンリープラネット、
2002年度版イタリアの197ページより
ひえ〜、法王さんに会おうと思えば会えるらしいですね。
ちょっとびっくり。
謁見の際には、
質問とか訴え?たりとかできるのでしょうか。
だとしたら、英霊の五重塔について
直接法王に尋ねてみることもできるのかしらんと
妄想してもみたりですが。。
今の私には直接尋ねる勇気はなし。申し訳ありません。。
さすがに謁見はハードル高いわぁ。という方、
日曜はミサがありますので、
そのときも法王を見ることができます。
私は前法王のヨハネ・パウロ二世のときのミサに一度出ました。
もしミサに参加されることがございましたら、
近くの係りの人などにでも
英霊の五重塔について尋ねてみてくださいまし。
ヴァチカンに行く道すがら、
警備がちょっと仰々しい建物の前を通りました。
観光客が写真をバシバシ撮っていたので
有名なところなんでございましょうか。
この写真左手に写っている警備の方は女性。
この女性に写真真ん中に写っている警官が
近寄って話し掛けるも女性警備員たら無視っ(笑)。
そのすぐ近くでは、写ってませんが
警官の車が止まって警備中でしたが。。
車の中でプレイステーションに熱中しとりました。。
そしてほかの警官は、携帯片手に楽しそうに談笑中。
ああ、ローマ!これぞ?いやいや、やっぱりイターリア(笑)
なんというかこういったのどか?なイタリア人たちを見ると、
歴史的経緯云々関係なくしても、
イタリア人ではなくて
スイス人に警備を頼みたいなーってのは、
誰しもが思うとこじゃないでしょうかね。
まぁ、適度に息抜きは必要なんでしょうけど、
息抜きすぎな感じがするイタリア人たち。
普段見てる分には楽しくてよいんですが、
有事の際にはね。。なはは
おまけ:ヴァチカン近くの売店で
2011年のイケメン司祭?さんたちのカレンダーを発見。
ヴァチカン訪問の記念に
こんなおみやげ、いかがでしょうか(笑)